ギバニッツァ

ギバニッツァ スロベニア料理、スロベニアの食べ物




ギバニッツァとは・・・

ギバニッツァ(гибаница / Gibanica)は、
主にバルカン半島を中心に広いエリアで伝統的に作られ、食べられているペストリー料理・ペストリー菓子の一つ。セルビア生まれ、古くは東ローマ帝国やオスマン帝国発祥の食べ物といわれ、ギバニッツァの名前もセルビア / クロアチア語の動詞で「折りたたむ」といった意味の「ギバティ」に由来するとされる。ギバニッツア、ギバニツァなどとも表記される。

多種多様で多彩なギバニッツァがあり、セルビアのほか、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、スロベニア、モンテネグロ、北マケドニア、コソボなど家庭料理、郷土料理、郷土菓子として知られるほか、ハンガリー、ブルガリア、ギリシャ、トルコ、シリア、レバノン、イタリアなどでも食べられている。

朝食や夕食、前菜、軽食、デザートなど、「料理」として食べるタイプから「菓子・スイーツ」として食べる甘いタイプまであり、主な材料として、小麦粉と水、油脂(ラード、オリーブオイル、ひまわり油など)で作られるフィロ生地と、シレネやフェタチーズなどのチーズ、卵などで、さらに種類により、肉やほうれん草、ジャガイモ、タマネギなどの野菜や、リンゴや芥子の実、クルミのペーストなどが用いられる。

日常的に食べるシンプルなものから、クリスマスやイースターの時などの特別なお祝いごとの際に食べる豪華で手の込んだものまで様々なギバニッツァがある。

ギバニッツァクルミやリンゴ、レーズン、ケシの実、チーズなどが入ったスロベニアのギバニッツァ「プレクムルスカ・ギバニツァ」
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