チェルニナとは・・・
チェルニナ(Czernina / Czarnina / Czarna / ポーランド)は、
アヒルや鶏、鴨などの血を用いて作られるポーランドの伝統的なスープ。ウサギまたはブタの血も用いられることがある。家畜として飼っていた鳥や動物を食用として捌く際に、無駄をなくすため、血も利用したソーセージやスープなどはヨーロッパ各地にあるが、このチェルニナもその一つ。肉や野菜で取ったスープに、プラムや洋ナシのシロップ漬け、ドライフルーツ(ドライプルーン、ドライアップル、ドライチェリー、ドライペアーなど)を入れ、さらに乾燥きのこ、リンゴ酢、蜂蜜、砂糖などを入れ、そこに小麦粉少々を混ぜた血を加えて、マジョラムなどのハーブ類、塩、胡椒で味を調えて出来上がり。茹でたパスタやマカロニ、ジャガイモ、などが添えられることが多い。ポーランドのほか、リトアニア、ベラルーシなどでも同様の料理があり、バリエーションに富んだレシピがある。