北京ダックとは・・・
北京ダック(Peking duck)は、特別に育てられたアヒルをオーブンで香ばしく焼き上げた中国、北京発祥の料理。クリスピーに焼かれた皮を、薄餅(バオビン)と呼ばれる小麦粉から作ったクレープ状の皮に甜麺醤と共に、ネギやキュウリと一緒に包んで食される。
焼き上げる際には首の隙間から空気を送り込んで、皮と脂肪とを剥がし、熱湯であぶら抜きをした後、表面にシロップを塗り、その後、270度のオーブンで30~40分ほどかけてじっくりと焼かれる。皮を切り取った後の肉や骨は、スープをとるのに使われたり、そのまま、もしくは炒め物などに用いられて提供される。
北京ダックに使われるアヒルは、生後45日を過ぎてから、約15~20日間、1日4回強制的に給餌されて5~7キログラムほどの重さにされる。