カイザーシュマーレンとは・・・
カイザーシュマーレン(ドイツ語:Kaiserschmarren)は、
小麦粉、卵黄、牛乳、砂糖、塩、メレンゲ(卵白)で作る生地をバターで焼いたもの。オーストリアのデザートとして知られるほか、ドイツのバイエルン州やハンガリー、スロベニア、クロアチアなどでも食べられているデザート。オーストリア帝国(オーストリア=ハンガリー帝国)時代から食べられているという伝統あるデザート菓子で、オーストリアを代表するスイーツの一つとされる。皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の好物であったとも伝えられ、名前の由来もそこから来ているともいわれる。(「カイザー」はドイツ語で「皇帝」を意味する。)カイザーシュマーン(独: Kaiserschmarrn)とも。
生地はパンケーキに似るが、小さくカットしたリンゴやリンゴのジャム、干しブドウ、チェリー、プラム(スモモ)、ナッツ類などを加え、焼いたら、フォークなどで小さく(細長く)崩すのが特徴。バターと砂糖でキャラメリゼし、焼き上がったら皿に盛って粉砂糖をかけ、イチゴやリンゴ、プラム、コケモモなどの果物のコンポートやジャム、焼いたプラムなどを添えたり、プラムやリンゴ、イチゴのソースをかける。外側はカリッと、中はしっとりとしている。
2014年公開のドイツ映画「バチカンで逢いましょう」で、オマ(おばあちゃん)と呼ばれる主人公のマルガレーテが、ひょんなことから手伝うようになったレストランで、バチカンの為に「カイザーシュマーレン」を作る。